抱え上げない介護(ノーリフトケア)に向けた取り組み

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【2017/09/25】全体

抱え上げない介護(ノーリフトケア)に向けた取り組み

ベストグループでは、介護に関わるスタッフの腰痛軽減だけでなく、介護を受ける利用者さん側の負担や不安を軽減する為、「抱え上げない介護(ノーリフトケア)」の普及に取り組んでいます。

寝たきりの高齢者や全身性障がいを抱えた利用者さんの介護を行う施設では、トイレ誘導や入浴時の移乗の際にスタッフの介助が必要ですが、介助の際に力任せに体を抱え上げる動作を繰り返すと、介助者の腰に大きな負担となってしまいます。そしてこの動作を日々繰り返していくことで、将来的に椎間板ヘルニア等の深刻な事態に陥る危険性があります。また介助される側にとっても、腰痛を抱えたスタッフや介助技術が未熟なスタッフから介助されることで、その不安定な動作から利用者さんが緊張して身構えてしまい、身体的にも精神的にも不安やストレスが大きくなってしまいます。

この問題を解決する新たな手法として、昨今「抱え上げない介護」が注目されていますが、「抱え上げない介護」は、機械や福祉用具を導入すればそれで解決という訳ではなく、介助者の専門知識や意識改革、施設内での共通化したマニュアル作りなど、施設独自のケア体制の構築が必要です。ベストグループでも「抱え上げない介護」の専門技術を習得したスタッフ数名が中心となって委員会を立ち上げ、グループ内での技術指導やガイドラインの作成など「抱え上げない介護」普及に向けた活動を積極的に行っています。

今回は、先週開催した研修会の様子をお伝えいたします。この研修会には、各施設から介護士、看護師、作業療法士、理学療法士が参加し、「抱え上げない介護」の基本的な考え方や福祉用具の使用方法などを実技指導を交えた実践的な研修会となりました。


【写真左】「抱え上げない介護」研修会の様子
【写真央】「抱え上げない介護」技術指導の様子
【写真右】「抱え上げない介護」に必要な福祉用具。手前から「スライディングボード、グローブ、シート」


【写真左】「東ヶ丘デイサービスセンターひばり」で導入した入浴用リフト
【写真央】入浴用リフトの技術指導の様子①
【写真右】入浴用リフトの技術指導の様子②


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